皆さんは、日頃どのような油を使っていますか?
こめ油やごま油などの植物油やさらには、バターといった動物性油など、色々な種類の油があります。
その油をちょっと見直すだけでアレルギーや生活習慣病などの病気を改善・予防できることが分かっています。
この記事では、その中でも料理によく使われているこめ油について紹介していきたいと思います。

記事の最後には何度も食べたくなるついお箸が止まらない絶品からあげのレシピも紹介していますので、ぜひ最後まで見て下さいね。
1,こめ油の特徴
こめ油は、香りや油の臭みがほとんどなく、どんな料理にも使いやすいのが特徴です。
さらには、酸化に強いので料理の美味しさが長持ちし、油の臭みも出にくいです。
そして、日本の食用植物油原料の93%は大豆、なたね、とうもろこしなどの輸入の原料です。
日本の食用植物油原料に占める国産原料の割合は約7%しかありません。
そのほとんどがこめ油の原料である「米ぬか」です。
実は、こめ油は玄米に含まれていて白米に精米すると削られてしまうビタミンやミネラルなどの豊富な栄養がたくさん含まれています。
2,こめ油は体にいいの?
米ぬかを原料としているこめ油は、ビタミンEをはじめ、植物ステロール、オリザノール、トコトリエノールなど天然栄養成分を豊富に含有しています。
ガンの進行を抑えるビタミンを含んでいるほか、
体内のコレステロール代謝量を調整する成分も含まれています。
これにより、動脈硬化予防、糖尿病や高血圧の治療に役立つと考えられています。
高齢者や心臓血管系の病気を持つ人には特に推奨されている健康食品として認知されています。
3,こめ油が危険というのは本当?
「こめ油」と検索すると、「こめ油 危険」と出てくるので、心配になる方も多いと思います。
一体何が危険と言われているのか説明していきたいと思います。
こめ油は健康に良いとされる油ですが、実は製造過程において、米ぬかから油を抽出する方法が二種類あります。
1.圧搾法
専用の機械で潰して油を抽出する、昔ながらの製法。
この方法のメリットは化学薬品を使わないので非常に安全性が高いことや栄養成分が残りやすいことです。
しかし圧搾抽出法は、一度の抽出できる量が少ないので量が作れないというデメリットがあり、
他の抽出方法に比べて、価格が高いです。
2.化学溶剤での抽出法
ヘキサン等の化学溶剤を使用して抽出する製法。
スーパーなどで低価格で販売されているものは、コストを抑えて大量生産するために化学溶剤を使った製法のこめ油がほとんどです。
この方法だと一度に大量の米ぬかからこめ油を抽出することができます。
米ぬかに含まれる油を効率よく抽出することができるので、圧搾抽出法よりも大量のこめ油が手に入るため価格が安いというメリットがあります。
しかし溶剤抽出法は米ぬかを加熱しながら抽出する方法なので、いくつかの健康的な成分も失われてしまうなどのデメリットが存在します。
化学溶剤は人体にも影響がある物質で劇薬とも言われています。
もちろん商品になる際は化学溶剤は除かれ安全性のチェックもされているので心配はいりませんが、こめ油本来の健康効果をそのまま摂れるのは、圧搾法で手間をかけて作られた製品です。
圧搾法のこめ油は溶剤で抽出したこめ油よりも天然成分のビタミンや抗酸化物質が多く残り、健康効果はより高くなります。
圧搾法のこめ油は、なかなかスーパーでは販売しておりません。何も記載がない場合はほとんど化学溶剤での抽出法だと思います。
圧搾法のこめ油ではこちらがおすすめです。
こめ油は、胃もたれしにくい油で、揚げ物もサクッと美味しく揚げれるので
揚げ物の際はこめ油が最適だと言われています。
実際私も色んな油で揚げ物を作りましたが、こめ油がサクッと揚げれて一番美味しかったです。

そんなこめ油を使って美味しくてたまらないからあげレシピを公開したいと思います。
4,美味しくてつい止まらない絶品からあげレシピを公開!
材料 (4人分)
鶏もも肉 2枚
★醤油 大3
★酒 大4
★ごま油 小2
★にんにく 2片
★しょうが 2片
卵 1個
片栗粉 大7
こめ油 適量
〈作り方〉
①鶏肉を一口大に切ってポリ袋に入れ、★の調味料を入れ、もみ込む。
(にんにくとしょうがはすりおろして入れる)
最低30分以上は冷蔵庫に入れておいて下さい。私はいつも朝から仕込んで冷蔵庫に入れてます。
長時間置くと味がしみ込んでより一層美味しいのでオススメです!
②冷蔵庫から①を取り出してときほぐした卵を入れてもみ込む。
できたら30分置く。時間がない時はそのまま③へ行っても大丈夫です。
③ボールに片栗粉を入れておいてそこに汁気を切った鶏肉を入れてまんべんなく混ぜる。
④こめ油で揚げる。

美味しいからあげの揚げ方を紹介するよ★
からあげをする時は、二度揚げするのがポイント!
まず、170℃の油に衣をつけた鶏肉を入れる→薄く色づくまで揚げたらバットに移し、2分程置き余熱で火を通す。→190℃の油で1~2分揚げる。→バットに移し、油を切る。

二度揚げしたものは、一度油から引き上げた時に肉や衣の中の蒸気が飛ぶので、からりと揚げれて美味しいよ!ひと手間かけるだけの価値はあるから良かったら試してみてね!
今回のレシピは、片栗粉をつけて揚げましたが、片栗粉ではなくて米粉や小麦粉に変えても大丈夫です。
≪小麦粉≫
★揚げたてはサクッとしているが、冷めるとしっとりした食感になる。
★衣自体にほのかな甘みや旨み、香ばしさがある。
≪片栗粉≫
★ザクザクととても歯ごたえのよい食感。
★衣に味や香りがほとんどない。冷めると少し油っこくなってしまう。
≪米粉≫
★三種類の中ではもっとも衣が薄くなり、軽い食感が楽しめる。
★揚げた米特有の風味がかすかに感じられ、小麦粉同様に冷めても美味しい。

ちなみに、私は片栗粉で揚げるのが大好きだけど、小麦粉と片栗粉を1:1の割合で混ぜるのもオススメです!
小麦粉を使った時の香ばしさと、片栗粉のザクザクした食感を同時に楽しめるよ★
こめ油で揚げると本当にサクっと美味しく揚げれるので、本当におすすめです。
ぜひ試してみて下さい。
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