残留農薬とは何か?安心して野菜を食べよう!葉野菜の農薬の落とし方

食生活
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きなこ
きなこ

みんながいつも口にしている野菜や果物には

農薬が残ってるって知ってた?

ちゃんと落として不安も解消したいですよね。

農薬の落とし方までこの記事で紹介するから

ぜひ最後まで読んでね!!

 

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1.残留農薬とは何か?

農薬には病気を防ぐ殺菌剤、害虫を防ぐ殺虫剤、雑草を防ぐ除草剤などがあり、
国から約800種類残留基準値を指定されています。

これらは、目的とした作用を発揮した後、
その成分が消えることなく、作物に付着しています。

このように、農薬が付着したまま農産物が収穫され、
これが人の口に入ったり農薬が残っている農産物が家畜の飼料として利用され、
ミルクや食肉を通して人の口に入ることも考えられます。

2.野菜、果物への残留

出荷するための野菜や果物にはたくさんの農薬が使われています。

そのような農薬が分解しきれずに、残留しているのが農薬残留の問題です。

特に、ハウス栽培野菜は農薬の使用量が非常に多く、
紫外線による分解力も悪いので、残留がとても心配です。

3.化学肥料の使い過ぎによる農薬残留

化学肥料の使いすぎ、大気中の窒素酸化物の増加などから、
高濃度の硝酸塩を含んだ野菜(特に葉物類)が多くなりました。

硝酸塩は口の中の唾液、常温保存、加熱などによって亜硝酸塩に変化して、
体内に入ってジアミン類と反応して発がん性物質となる不安があります。

有機栽培では野菜の硝酸塩は少なくなるのでできたら有機野菜を選びたいですね。

そして硝酸塩が含まれる量は野菜によって異なり、
日本の野菜では、ほうれん草や春菊などの葉物類に多く含まれることが分かっています。

4.残留農薬の不安を下ごしらえで減らそう

残留農薬、硝酸塩、ダイオキシンは下ごしらえで減らすことができます。

物質がたまりやすい部分があるからです。

4-1.残留農薬

病気を防ぐ殺菌剤は水に溶ける農薬で、主に野菜の表面に残留しています。

害虫を防ぐ殺菌剤などの油に溶ける農薬は、
野菜の表面下の下層にあるクチクラ層に溶け込んでいますが、
野菜の内部まで浸透することはめったにありません。

4-2.硝酸塩

先程、説明したように化学肥料の使い過ぎ、
大気中の窒素酸化物の増加などから、
高濃度の硝酸塩を含んだ葉物類が市場に多く出回るようになりました。

硝酸塩は加熱などで亜硝酸塩に変化して、体内に入って有毒物質を作る不安があります。
硝酸塩は水に溶けやすく、野菜全体に残留していると考えられています。

4-3.ダイオキシン

環境ホルモンの中でも毒性の強いものです。

最もたまりやすいのは野菜の表面で、
大気中のダイオキシンが強い風によって地表面にあるほこりや砂などが空気中に舞い上がり、
微粒子が付着しています。

野菜全体に言えますが、特に根菜類はダイオキシンに汚染された土が表面に付着していることがあるため、十分に注意が必要です。

5.葉野菜の農薬の落とし方

★キャベツ

キャベツは一番外側の葉は必ず取って捨てましょう。

巻きの一番外側が一番古い葉なので、内側にいくほど新しい葉です。

ですから、外側の葉が長い間もっとも農薬を浴びていることになるので、
もちろん残留農薬が多いということになります。

ダイオキシン付着の不安も大きいです。
この一枚を除いていしまえば、あとは不安がグンと減ります。

取り除いた葉はもったいないと思わずに必ず捨てましょう。

また、千切りなどの生で食べる場合は切ってから水にさらせば、
残っている農薬やダイオキシン、硝酸塩があっても切り口から水に溶け出して減らすことができます。

千切りした後は、水にさらすと農薬除去だけでなく、
キャベツがシャキシャキして美味しいというメリットもあります。

★レタス

レタスの場合もキャベツと一緒で外側の皮をむくことがポイントです。

農薬やダイオキシンは、ほとんどが外側に残留しています。

レタスは害虫に弱いので、農薬をかける回数が多いですが、
外側の葉を取り除けば不安は解消されます。

★ほうれん草

ほうれん草は残留農薬や硝酸塩が多く要注意の野菜です。

ほうれん草は、鉄分や葉酸がたっぷり含まれていて、
栄養面が非常に充実しているので選び方や下ごしらえに気を付けて食べましょう。

まず、ボウルに水を流しながら5分くらいつけておき、
そのあと5回くらいふり洗いをします。

水を流し続けることで、水に溶け出した農薬などが再付着するのを防ぎます。

次に2センチくらいにカットして、
たっぷりの沸騰した湯で30秒~1分くらい茹でます。

「切ってから茹でる」これがポイントです。

切って表面下層を露出させることで、
お湯の中に農薬、硝酸塩、ダイオキシンなどが溶け出しやすくなるのですが、
切ってから茹でるとほうれん草の栄養も一緒に溶け出してしまうというデメリットもあります。

しかし農薬、硝酸塩、ダイオキシンの不安を考えると仕方のないことですね。

安心が一番!切ってから茹でることで安心効果が高まります。

味も決して悪くなりません。

茹でた後は冷流水にとって手早く冷まし、アクを取ってから水気をきゅっと絞ります。
これで農薬やダイオキシンだけでなく、ほうれん草に多い硝酸塩も溶け出されます。

炒め物に使う場合もこの下ごしらえをして、不安を取り除きましょう。

★小松菜

小松菜もほうれん草と同様、残留農薬や硝酸塩の多い要注意野菜です。

そこで下ごしらえはまず、根元を広げるようにして流水でよく洗います。

これで表面の農薬やダイオキシンを落とします。

2センチ幅に切った後、たっぷりの湯で1分くらい茹で、水にさらして水気を絞ります。
茹でる時間は1分くらいというのは、安心のためとビタミンCを減らさないギリギリの線です。

これより長く茹でるとビタミンCの残像量が少なくなってしまいます。

★チンゲンサイ

チンゲンサイの下ごしらえのポイントは、葉を一枚ずつはがしてから洗うことです。

農薬や硝酸塩の不安が少ない野菜のため、
根元だけ切り取ってサッと洗えば良いのですが、土壌のダイオキシンの心配があります。

流水の中で葉を一枚ずつ洗い、茎の内側の泥をきれいに落とします。

あとは、適当に切って茹でればOKです。
残っている農薬やダイオキシンも溶け出します。

チンゲンサイはクセガないため、茹でた後で水にさらす必要はありません。

 

最後に・・・

ちゃんとした下ごしらえをしていないと、残留農薬を口にしているということです。

特に小さいお子さんのいる家庭では気を付けたいですね。

せっかく栄養価の高い野菜を食べるのですから安心して積極的に野菜を食べたいと思います。

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