
毎日スーパーで食材を選んでいるけど
正直色んな種類があってどれが
いいのか分からないわ!

スーパーにはたくさん商品があるから
ちゃんとした知識がないと困ることが多いですよね!
そんな時のためにきなこがスーパーでの安全な食材の選び方を
みなさんに教えます!ぜひ実践してみて下さいね★
1.食品表示をチェックしよう
まず、スーパーで買い物をする時に一番大切なことは食品表示をチェックすることです。
JAS法が改正され、生鮮食品の野菜、果物には原産地表示が義務づけられるようになりました。国産品は都道府県で表示しますが、地名でもいいことになっています。
外国からの輸入品は原産国名を表示します。
2.野菜、果物の選び方
「〇〇県」より「〇〇町」産の表示のあるものを選ぶのがおすすめです。
また、栽培者の氏名まで表示してある食材を選ぶのがベストです。
現在は、野菜や果物の残留農薬試験が、各都道府県など各地で行われているので、
責任の所在がはっきり表示されている野菜や果物は
「いつ検査が行われてもいいですよ」と理解することができ、
残留農薬の不安も少ないのです。
2-1.JASマークをチェックしよう
これまでガイドラインしかなかった「有機」表示について、
2000年からJAS法によって厳しいルールが決まり、違反した場合の罰則規定も設けられました。
そこで、有機農産物を見分けるにはただ一つ、「有機JASマーク」がついているか、いないかを見ることです。
「JASマーク」がついているものだけが、「有機」という言葉を使っていい農産物で
反対に「有機JASマーク」がついていないものは、たとえ化学肥料を一切使用せずに育ったものであっても「オーガニック」や「有機」という言葉を使うことができません。
また、「オーガニック」表示はCODEX(国連食糧農業機関と世界保健機関の合同組織)が決めたオーガニック基準に従って規格を設け、検査で認定を受けたものだけに表示マークが認可され、
日本の「有機」と同じとみなします。
3.旬のものを選ぼう
旬のものは生育が早いため、露地栽培が多く、それだけ農薬使用量は少なくてすむので安心です。
また、旬の食材は、旨みが濃くて栄養成分が豊富です。
例えば、冬が旬のほうれん草は、低温で太陽の光も弱い環境の中で、
葉を広げながらじっくりと光合成を行い、糖度やビタミンを蓄えていきます。
こうして育った冬採れのほうれん草は、夏採れのほうれん草よりも3倍のビタミンCを含んでいます。
4.肉類の選び方

次は、お肉を選ぶときの注意点をいくつか紹介します!
牛肉、豚肉、鶏肉にはパッケージに生産地、部位、用途などが表示されていてずいぶん選びやすくなりました。
また、国産牛肉の場合、牛に10桁の個体識別番号が表示されているので、
ネットなどで、生産流通履歴情報を消費者が調べることができるようになったのです。
4-1.牛肉の選び方
脂身の少ないものを選びましょう。
その理由は、飼料などに含まれている有機塩素系農薬は、脂肪にたまりやすく、外に出にくいからです。また、ダイオキシンなどは、肉の脂肪に残留している場合が多いからです。
【和牛肉】
和牛は、農水省によるガイドラインで4種類(黒毛和牛種、褐毛和種、日本短角種、無角和種)だけを示すことになっています。ですから、他の品種を「和牛」と称するのは違反になります。
和牛はもともと食肉専用に飼育され、品質も良く、抗菌性物質や女性ホルモン剤などの不安も少ないので安心です。
【国産牛肉】
国産牛はホルスタインなど乳牛種のオスを去勢し、食肉用にしたものなどです。
肉を柔らかくする女性ホルモン剤や、抗菌性物質の不安があります。
「〇〇県産牛」など、産地名がついていても「和牛」と表示していない限り、
ほとんどが「国産牛」です。
また、外国で生まれて育った牛でも生きたまま購入して肉処理すれば「国産牛」の扱いになってしまいます。
【輸入牛肉】
輸入牛肉は、国産牛に比べて、抗菌性物質などの心配があります。
牛肉は、穀物肥育牛肉と牧草肥育牛肉の二つに分けられます。
アメリカ産、カナダ産は、穀物肥育なので、特徴は脂肪の色が白く、焼き肉に適しています。
ニュージーランド産、オーストラリア産は、牧草肥育なのでその特徴は黄色い脂肪の色です。
輸入肉は風味がやや劣るようですが、煮込み料理などに適しています。
4-2.豚肉の選び方
牛肉と同様脂身の少ないものを選びましょう。
【黒豚肉】
普通の豚は、6カ月で市場に出せますが、黒豚は8カ月から12カ月はかかります。
肥育期間が長いので品質が良くなり、管理もいいので抗菌性物質などの心配はなくなります。
しかし、黒豚は豚肉全体の2%しか出回っていません。
【国産豚肉】
「国産」とだけ表示されている豚肉を多く見かけますが、これには抗菌性物質などの不安があります。
【輸入豚肉】
最近は、輸入豚肉が増加しています。
このように、急増している輸入豚肉は、生産現場が見えないだけに
国産物より汚染物質への不安が大きいです。
4-3.鶏肉の選び方
鶏肉も、牛肉、豚肉と同様脂身の少ないものを選びましょう。
【地鶏肉】
「地鶏」は、特定JASとして基準が設けられています。
特定JASで定める在来種は主に、名古屋コーチン、比内肉、軍鶏(しゃも)などがあげられます。
それ以外の地鶏については、業界の定義は「日本在来種の血を50%以上受け継いだヒナを、国内で一定期間平飼いしていること」となっていますが、
飼育期間、飼育方法、飼育密度などは決められていません。
ただし、特定JAS業界で決めた基準の地鶏肉は、供給量も鶏肉全体の2%くらいと言われています。
ですから、本物の地鶏肉はなかなか手に入らないのが実状です。
もし表示が正しければ、地鶏の安全度は高いと考えてよいでしょう。
【銘柄鶏肉】
地鶏と紛らわしいのが銘柄鶏です。
これは肉専用鶏で鶏自体は普通の肉鶏ですが、飼育日数を伸ばしたり、飼料を工夫したりしたものです。飼育期間や飼育日数について規定はありません。
主なものに上州赤鶏、伊達鶏、地養鶏などがあります。
地鶏肉ほどではありませんが、一般の国産鶏肉よりは不安な物質の心配は少ないと思われます。
【国産鶏肉】
地鶏、銘柄鶏以外の国内一般の鶏で抗菌性物質などの不安な物質があります。
【輸入鶏肉】
最近、冷凍の輸入鶏が増えました。
また、チルド鶏もふえつつあります。
5.魚介類の選び方
JAS法が改正され、生鮮食品の魚介類には「漁獲水域名」「解凍」「養殖」の表示が義務付けられました。海藻類にも義務づけられています。
天然のものには解凍の表示の義務はありません。
【回遊魚】
アジ、イワシ、サバ、サンマ、タラ、トビウオ、マグロ、カツオ、ブリなど。
このうちアジとブリは養殖の方が多いです。
回遊魚の安全性は比較的高いと言われるのは群れを作って季節ごとに移動するため、
一か所にとどまっていない分、化学物質などに汚染されることが少ないからです。
中でもタラ、マグロのように脂肪が比較的少ないものはさらに安心といえます。
【近海魚】
アナゴ、アマダイ、イシダイ、イカ、カレイ、カマス、キス、キンメダイ、タコ、クロダイ、クルマエビ、サヨリ、サワラ、スズキ、タチウオ、ヒラメ、ボラ、ワカサギなど
このうち、クルマエビとヒラメは養殖のものと天然のものが半々です。
湾内や沿岸でとれる近海魚は、工場廃水や農薬、ダイオキシンなどの環境ホルモンで汚染されている心配があります。
そこで、漁獲水域表示はどこでとれたかよく分からない「〇〇県産」や「〇〇港産」より、
環境汚染地域かどうかが分かるなるべく狭い地域の表示があるものを選ぶようにします。
【養殖魚】
アユ、クルマエビ、コイ、シマアジ、ハマチ、ヒラメ、フグ、ホタテ、マス、マダイなど。
狭いイケスの中で大量に育てるたため、魚の病気を防ぐ抗菌性物質が使われていたり、環境汚染物質が残留したりするなど、安全性には大きな不安があります。
いかがでしたか?
スーパーで買い物をする時、いくつか種類があるとつい安い方を購入してしまいませんか?
安い食材が全て悪いとは思いませんが、安いのには安い理由があるんです!
スーパーで買い物をする時は必ず商品を手に取ってみて
食品表示をチェックしてみてください。

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