子どもからお年寄りまで幅広くの方に人気なカレーライス。
市販のカレールーを入れると簡単に美味しく作れるのでよく食べる方も多いと思います。
スーパーで販売しているほとんどのカレールーには実は体に良くないものが入っていることはご存知ですか?

実際どんなものが入っているかを説明していきたいと思います。
1.市販のカレールーにはどんな添加物が入っているの?
原材料 |
食用油脂(牛脂豚脂混合油、パーム油)、小麦粉、砂糖、食塩、でんぷん、カレーパウダー、脱脂大豆、チーズ加工品、ローストオニオンパウダー、はちみつ、粉乳小麦粉ルウ、ポークエキス、トマト調味料、酵母エキス、粉末ソース、バナナペースト、ココア、バターミルクパウダー、トマトパウダー、りんごペースト、全粉乳、玉ねぎエキス、ガーリックパウダー、香辛料、ソテー野菜ペースト、しょう油加工品、ぶどう糖、ホエイパウダー、チーズパウダー/調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル色素)、乳化剤、酸味料、香料、香辛料抽出物 |

こう見ると、カレーのルーって色々なものが入っていることが分かりますね。
/(スラッシュ)の後ろが食品添加物ということになりますので、/(スラッシュ)の後ろを注目して見てみましょう。
1-1.調味料(アミノ酸等)
食品に「うまみ」をつけるために添加されます。
調味料はアミノ酸系、核酸系、有機酸系、無機塩に分類されています。
もっともよく使われているものは、アミノ酸系のL-グルタミン酸Naで、スナック菓子、漬物、総菜、弁当、はんぺん・ちくわ、せんべいなど非常に多くの数の食品に使われています。
一度に大量に摂取すると、敏感な人では顔面や首、腕にかけてのしびれ感や動悸やめまい、全身のだるさなどの症状が現れることがあり危険です。ただ、調味料(アミノ酸等)は、ほぼ全ての加工品に入っていると言っていいほどよく見かける食品添加物なので、摂りすぎないように注意が必要です。
1-2.着色料(カラメル色素)
褐色に着色するためによく使われています。
カラメル色素は4種類あり、そのうちのカラメルⅢとⅣの2種類に関しては動物実験で発ガン性が認められているので非常に危険です。
一方カラメルⅠとⅡはそれほど毒性は認められてないので危険とまではいえない状況です。
しかしⅠ~Ⅳのどれを使われているか表示されていないので実際はどれを使われているか分かりません。ですから、カラメル色素の文字があれば避けた方が良いです。
1-3.乳化剤
乳化剤は、水と油のように混ざりにくい2種類以上の液体を混ざりやすくするために多くの食品に使われています。乳化剤は一括表示が認められていますのでどれをいくつ使っても「乳化剤」としか表示されず、消費者には何が使われているのか分からないという問題があります。
1-4.酸味料
名前の通り、食品に「酸味」をもたせるために添加されるのが酸味料です。
ただし、酸味をつける他に保存性を高める、酸化を防止する、pHを調整するなどの目的でも使われています。
クエン酸、乳酸、リンゴ酸、氷酢酸(ひょうさくさん)などがよく使われていますが、一括名の「酸味料」としか表示されないので、何が使われているか分からないという問題があります。
1-5.香料
香料は添加物の一括名です。
実際に添加物として使われる物質は、合成香料が約150品目あって危険性のあるものもあります。
このほか、天然香料(植物や海藻、昆虫などから抽出した香り成分)が、なんと600品目もあります。
しかし、添加量が0.01%以下と少ないことから問題にされることが少なく、一括表示が認められています。
ふつうは、何品目も組み合わせて、独特の香りを作り出しますが、その組み合わせは企業秘密になっていて、消費者は知ることができません。
1-6.香辛料抽出物
ふだん使われているコショウやニンニクなどの香辛料から水、エタノール、二酸化炭素または有機溶剤で抽出してえられたもの、あるいは水蒸気蒸留によってえられたものです。
いずれも食品として利用されている香辛料から抽出されたものなので、安全性には問題はありません。
2.カレールーの油ってどんな油が使われているの?
原材料は、分量の多い順に記載されています。
カレールーの原材料の一番最初に書かれているのは、食用油脂(牛脂豚脂混合油、パーム油)です。
市販のカレールーは油がたくさん入っているということに驚きですよね。
よく聞くパーム油。これは、体にいいものなのでしょうか?

パーム油について説明するよ★
パーム油は安価で使用しやすく、食品業界から支持がありますが、安全面と環境・社会面に心配があります。
世界で最も多く使われる植物油としても有名なパーム油は、食用の油だけではなく、洗剤や化粧品など、身の回りの製品に使われています。
パーム油はアブラヤシの果実から搾油されたものです。アブラヤシ農園は、効率的に生産を行うために大規模な土地を転換してモノカルチャー栽培を行うため、森林減少やそれにともなう生物多様性の喪失など、環境面への影響が以前から問題視されてきました。
また、輸送や精製時にBHAが使われているものもあります。
油脂類の保存料として使用されるBHA(ブチルヒドロキシアニソール)という食品添加物は、
もともとエンジンオイルなどの工業用油脂に添加されていた酸化防止剤が食用にも使われるようになったものでこちらは発がん性の指摘をされているので危険な添加物と言えます。
肝心のカレー粉は20%以下しか入っていません。
実際にカレー粉からカレーを作ってみると分かりますが、市販のカレールーを使った味にしようとすると信じられないくらいの大量の油を入れることになります。
カレーに大量の油を入れる・・・。
なんだか体に悪そうですよね。こんなことを聞いたらカレーをもう食べれない!なんて思わないでください。
市販のカレールーを使わなくてもお家で美味しいカレーが作ることができます!

次回の記事では、市販のカレールーを使わずに美味しいカレーを作る方法を投稿したいと思います。
コメント